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子どもの脳の発達をバランスよく促す、おすすめの習い事

子どもの脳の発達をバランスよく促す、おすすめの習い事

2018.05.23 | 品川裕香

この時期、よくいただくご相談に「何の習い事をさせたらいいか」というものがあります。

 

もちろん、「子どもが好きなこと、おもしろがることをやらせてみる」のはひとつの選択方法です。

 

ですが、「うちの子は何にも興味をさない」「何をやらせたらいいかわからない」という方も少なくない数いらっしゃいます。

 

脳の発達から考える

 

どうしても悩まれる方に参考として伝えるのは「脳の発達をバランスよく促すものはどうか」ということ。

 

たとえば運動系か勉強系の二者択一ならまずは運動系からはじめてみる。

 

脳の発達には階層性があり、粗大運動(体を伸ばす・える・ねじるなど、頭や首などを持ち上げる、座る・立つ、歩く、走る、転がる、ジャンプするなど)ができ、協調運動(泳ぐ、縄跳びを飛ぶ、木に登るなど)ができるようになって、さらに微細運動(目で見て手を動かすなど)ができるようになり、その後に認知理解(言葉の理解、思考など)と続きます。

 

重なり合いはありますが、大きくいうと脳には物事を理解するために踏む段階があるんです。

 

この脳の階層性を踏まえ、まずは粗大運動・協調運動を鍛える体操や水泳などをはじめてはいかがでしょう。

 

その後、サッカー、野球、テニス、柔道や剣道などといった道具を使うスポーツに移行するのもひとつの方法です。

 

勉強系なら協応動作があるものを

 

運動系でなく勉強系なら、目と手の協応動作や注意集中、ワーキングメモリのトレーニングになるもの、たとえばピアノやバイオリンといった楽器、習字、競技かるた、囲碁や将棋などもおすすめです。

 

言うまでもないことですが、いずれの場合もポイントは「はじめたら簡単に辞めない(辞める時のルールを決めておく)」こと。

 

これこそが子どもの忍耐を育てる一助になります。そして、以前お話したように、忍耐は不適応を起こさないための、あるいは起こしたとしてもそこから回復するための大事な保護要因です。

 

まずは、何かができるようになることを目的とせず、習い事を通して忍耐を育てる気持ちではじめてみてはいかがでしょう。

― おとずれるたびに、いい発見。EPARK ―

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品川裕香

品川裕香

教育ジャ-ナリスト・編集者。文部科学省中央教育審議会委員。元内閣教育再生会議委員。出版社で雑誌・書籍の編集に携わった後、独立。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。著書に『いじめない力、いじめられない力 60の〝脱いじめ〟トレーニング付』(岩崎書店)、「『働く』ために必要なこと: 就労不安定にならないために」(筑摩書房)など多数。

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