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子どもが万引きしたら。叱るだけではかえって逸脱行動が進む

子どもが万引きしたら。叱るだけではかえって逸脱行動が進む

2018.01.31 | 品川裕香

いろいろいただく相談のなかに時折散見されるのが、幼稚園年長から小学1、2年生くらいの子どもの万引きについてです。

 

もしも子どもが万引きしたら…?

 

「小1の息子が買い与えた覚えのない物を持っていたのでどうしたのか聞いてみると『○○ちゃんにもらった!』と。後日、その子のママにお礼を言ったところ、『うちの子のじゃないけど?』と言われ…。息子を問い詰めると、同級生に誘われ近所の店で万引きした物だと白状しました。息子には二度と万引きをしてはいけないと厳しく叱りましたが、ほかの子どもさんも関わっているため店には何も言いませんでした」

 

こちらのケースは、「相手の保護者に『万引きしようと誘ったのはお宅の子どものほうじゃないか!』と言われると泥沼になるのは目に見えていたので、あえて店側に謝りに行くことはしなかった」と言い、問題をオープンにしなかったそうです。

 

こういう場合、皆さんならどう対処しますか?

 

年齢に関係なく許されないことと教える

 

結論から言うと、子どもの年齢に関係なく万引きを軽度の犯罪だと捉えるべきではありません。

 

「何があっても許さない厳しい態度」で臨み、万引きは絶対に許されないと徹底指導しない限り、状態像はなかなか改善しないでしょう。

 

よく「子どもがやったことだからちょっとくらいいいじゃないか」「家庭で厳しく叱ったんだから、わざわざ事を荒立てる必要はない」「お金を払えばいいだろう」という保護者にお会いします。

 

これは子どもにとって誤った情報(子どもなら何をしてもいい、バレたらお金を払えばいいなど)を発信することになり、かえって逸脱行動は進むことになりかねません。

 

親の態度をぶれさせない

 

日頃、ルールが大事だと教える一方でこういう対応を取ると、子どもには基準がふたつできることになりよくないと言えます。

 

なぜなら子どもは、自分にとって都合のいいほうを取るようになるからです。

 

ちなみに、万引きをする子は窃盗⇒強盗と犯罪が深化することも少なくありません。

 

小さいから分からなかったでは済まさず、発見したら盗んだものを持って子どもと一緒に店に謝りに行く、という具体的な謝罪を教えることも大切なのです。

― おとずれるたびに、いい発見。EPARK ―

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品川裕香

品川裕香

教育ジャ-ナリスト・編集者。文部科学省中央教育審議会委員。元内閣教育再生会議委員。出版社で雑誌・書籍の編集に携わった後、独立。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。著書に『いじめない力、いじめられない力 60の〝脱いじめ〟トレーニング付』(岩崎書店)、「『働く』ために必要なこと: 就労不安定にならないために」(筑摩書房)など多数。

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