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子どもを犯罪被害から守るには?

子どもを犯罪被害から守るには?

2017.08.29 | 品川裕香

夏休みも終わり近づき、もうすぐ幼稚園や学校がはじまります。

 

そんな今だからこそ、注意したいことがあります。

 

7月から10月に増える犯罪被害

子どもを犯罪被害から守るには、物理的にも精神的にも一人にしない

 

警察庁が7月に発表したところによると、平成28年において12歳以下の子どもを被害者とする強姦、強制わいせつ(いずれも致死または致死傷を含む)や、わいせつ目的の略取誘拐(連れ去り事件)の認知件数は、平成27年は減少傾向が見られたのに対し、わずかではあるものの再び増加したことがわ分りました。

 

特に、認知されている小学生の略取誘拐は67件、未就学児童の32件と比べて約2倍。強制わいせつは小学生が727件、未就学児童が85件と比べて約9倍です。

 

しかも、発生件数は7月から10月にかけて多いことが分かっています。

 

夕方一人の時間が狙われやすい

子どもを犯罪被害から守るには、物理的にも精神的にも一人にしない

 

また千葉県警によれば、被害に合うのは一人でいる時が一番多く65%。犯罪被害にあう時間も最も発生件数が多いのは14時から17時台で、次いで朝の7時台とのこと。

 

内訳を見ると「帰宅途中」と「通学中」の被害が全体の約60%を占めています。発生場所は「路上」が圧倒的に多く、次いで「公園」「団地・マンション等敷地内」が多いことも分かっています。

 

そして、最も大事な犯罪行為の態様は「声かけ」(約40%)でした。

 

「自分だってできる」という気持ちを逆手に取られる

子どもを犯罪被害から守るには、物理的にも精神的にも一人にしない

 

まとめるとこういう姿が見えてきます。

 

7月から10月のある日。幼稚園・小学校の登下校時、あるいは午後、一人でマンション敷地内のエレベーターや踊り場、家のそばの路上で遊んでいる、あるいは公園などで遊んでいて誰かに「言葉巧みに声をかけられて」犯罪に巻き込まれる…(この「誰か」も、大人とは限りません)。

 

じつは、取材をしていると「自宅」で被害にあうケースも珍しくないことが分かります。

 

一人で留守番をしている時に、チャイムが鳴り宅配便だと思って(相手は装います)、保護者に「自分だってできる」ところを見せようとして出てしまい被害にあうのです。

 

子ども一人の時間を作らない

子どもを犯罪被害から守るには、物理的にも精神的にも一人にしない

 

ポイントは「物理的にも精神的にも一人にしない」こと。

 

一緒に公園に行っているから、お迎えに行っているから大丈夫、というわけではないんです。

 

公園に一緒に行っても「トイレに一人で行った隙に」「木陰で」声をかけられて被害にあう、お迎えに行っても「保護者が誰かと立ち話をしている時に」被害にあう。物理的に一人になる場面は一緒にいても多々あるのです。

 

また、一緒にいても、精神的に繋がっていないと寂しかったり孤独だったりして、「誰かに声をかけられたら」つい、ついて行ってしまったりします。

 

精神的に一人にならないよう、日ごろから子どもといろんな話をして「孤独ではない」ということを具体的に実感させておくことも必須です。

 

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品川裕香

品川裕香

教育ジャ-ナリスト・編集者。文部科学省中央教育審議会委員。元内閣教育再生会議委員。出版社で雑誌・書籍の編集に携わった後、独立。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。著書に『いじめない力、いじめられない力 60の〝脱いじめ〟トレーニング付』(岩崎書店)、「『働く』ために必要なこと: 就労不安定にならないために」(筑摩書房)など多数。

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