夏休みも終わり近づき、もうすぐ幼稚園や学校がはじまります。
そんな今だからこそ、注意したいことがあります。
7月から10月に増える犯罪被害
警察庁が7月に発表したところによると、平成28年において12歳以下の子どもを被害者とする強姦、強制わいせつ(いずれも致死または致死傷を含む)や、わいせつ目的の略取誘拐(連れ去り事件)の認知件数は、平成27年は減少傾向が見られたのに対し、わずかではあるものの再び増加したことがわ分りました。
特に、認知されている小学生の略取誘拐は67件、未就学児童の32件と比べて約2倍。強制わいせつは小学生が727件、未就学児童が85件と比べて約9倍です。
しかも、発生件数は7月から10月にかけて多いことが分かっています。
夕方一人の時間が狙われやすい
また千葉県警によれば、被害に合うのは一人でいる時が一番多く65%。犯罪被害にあう時間も最も発生件数が多いのは14時から17時台で、次いで朝の7時台とのこと。
内訳を見ると「帰宅途中」と「通学中」の被害が全体の約60%を占めています。発生場所は「路上」が圧倒的に多く、次いで「公園」「団地・マンション等敷地内」が多いことも分かっています。
そして、最も大事な犯罪行為の態様は「声かけ」(約40%)でした。
「自分だってできる」という気持ちを逆手に取られる
まとめるとこういう姿が見えてきます。
7月から10月のある日。幼稚園・小学校の登下校時、あるいは午後、一人でマンション敷地内のエレベーターや踊り場、家のそばの路上で遊んでいる、あるいは公園などで遊んでいて誰かに「言葉巧みに声をかけられて」犯罪に巻き込まれる…(この「誰か」も、大人とは限りません)。
じつは、取材をしていると「自宅」で被害にあうケースも珍しくないことが分かります。
一人で留守番をしている時に、チャイムが鳴り宅配便だと思って(相手は装います)、保護者に「自分だってできる」ところを見せようとして出てしまい被害にあうのです。
子ども一人の時間を作らない
ポイントは「物理的にも精神的にも一人にしない」こと。
一緒に公園に行っているから、お迎えに行っているから大丈夫、というわけではないんです。
公園に一緒に行っても「トイレに一人で行った隙に」「木陰で」声をかけられて被害にあう、お迎えに行っても「保護者が誰かと立ち話をしている時に」被害にあう。物理的に一人になる場面は一緒にいても多々あるのです。
また、一緒にいても、精神的に繋がっていないと寂しかったり孤独だったりして、「誰かに声をかけられたら」つい、ついて行ってしまったりします。
精神的に一人にならないよう、日ごろから子どもといろんな話をして「孤独ではない」ということを具体的に実感させておくことも必須です。
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